世界反転

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人には人の世界、野生動物には野生動物の世界がある。 それらの世界を創る者達は、人から『神様』と讃えられている。 そこから始まったお茶目な物語… * 今日もまた、人間や動物が暮らす世界を創っては見守る者達がバタバタと動きまわっていた。 その中に、まだ新人らしき者が一人いた。 その者は、その日が初めての仕事であるがゆえに、『地球の見守り』をここ2時間していた。 この世界の一時間は地球の時間に直すとひと月である。 「暇だな…人間は自分達で環境を壊し、エコという環境を守ることをしてるけれど、見ていてもつまらないよな~」 そう呟く。 しかし呟きは、慌ただしい足音でけされた。
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