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その様子を見ている女子は、二十夜は扱いにくいヤツ!!と見ており、誰一人関わろうとしない。
ゆえに、二十夜はいつも一人だった。
しかし、そんなことは気にしないタイプであったので、自身を変えようなどと思っていなかった。
ある意味、凄い人である。
*
家についた二十夜は何も言わずに自分の部屋に入った。
「やっと学校終わった。勉強は楽しいけれど周りが嫌なんだよね。特に男が!世界から男が消えれば良いのに…それで僕は女なら良いのに…」
と、普通の人が聞いたらどん引きするようなことを言った。
二十夜は、自分自身が男であることですら嫌っていた。
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