9人が本棚に入れています
本棚に追加
/140ページ
「行くぞ。」
「あっ…待って。」
俺はぐいぐい春華を引っ張った
周りの生徒が見てようが
「光さん!」
春華の声ではっとなる
「離して。」
「嫌だ。」
「離し…きゃっ。」
俺は春華を抱きしめた
春華の匂い
春華の細い体が
「ごめん。気づいてやれなくて。いつも春華を頼らないで、1人で突っ走って。でも…俺は春華を愛してる。このまま一生春華のそばにいられない生活なんて嫌だ。お願いだから嫌いなんていわないでくれ…。」
ぎゅっ
春華は俺の背中に手を回した
最初のコメントを投稿しよう!