第十二章

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「行くぞ。」 「あっ…待って。」 俺はぐいぐい春華を引っ張った 周りの生徒が見てようが 「光さん!」 春華の声ではっとなる 「離して。」 「嫌だ。」 「離し…きゃっ。」 俺は春華を抱きしめた 春華の匂い 春華の細い体が 「ごめん。気づいてやれなくて。いつも春華を頼らないで、1人で突っ走って。でも…俺は春華を愛してる。このまま一生春華のそばにいられない生活なんて嫌だ。お願いだから嫌いなんていわないでくれ…。」 ぎゅっ 春華は俺の背中に手を回した
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