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『知~ら~な~い』
怜は満面の笑みで
俺を見て言った
怜の顔は
何か吹っ切れたように
清々しく
綺麗だった
自分の心臓が
うるさいぐらいに高鳴る
「行こう」
『うん』
俺と怜は
がっしりと手を繋ぎ直し
他人に自分たちの想いを伝えるため
自分たちの気持ちを
理解してもらたいから
外と内の狭間にある
玄関のドアを開けた
終
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