02Story

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「なぁ、ナツ-」 「ん-?」 「ナツはなんで入院してきたん?」 「見たらわかるでしょ?骨折」と布団からギブスを履いている足を僕のほうに出した 「ねぇ、章大はいつからここにいるの?」 「もう何年やろ??自分でも何回入院したか…」 僕はナツに今までの自分を全て話した 難産で産まれ、ずっとぜん息と戦っていること 持病のせいで学校もまともに行けずほとんど病院だった 病院内でできた友達の亡くなっていく中『いつ自分の番が来るのか?』と死への恐怖 ナツは涙を流してくれた 僕の手をとって 「章大辛かったんだね。。もう大丈夫だよ」 そう聞いた途端今まで貯まっていたものが涙となって溢れた
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