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「よぉ、良い天気だな」
群集から乗り出しヤンキーの目の前に。
群集も、ヤンキーも少女も「なんだコイツ?」みたいな目をしている。
まぁ当たり前か。
「そう思うだろ、兄ちゃん」
「あ゙ぁん!?なんだテメ……」
「良い天気だよな」
なるべく殺気を込めた目。こう言うゴロツキには多く語るよりこうやった方が早くケリが付く。
「あ、あぁ……そう……だな」
ほらな。後はこっちの物だ。
「こんなけ良い天気なら、細かい事もどうでも良くなるよな」
「え……あ、はい」
「大きい兄ちゃんがこんな汚れくらいでネチネチ言っちゃいかんよ」
俺は、そのアロハシャツに付いてる汚れとやらを指ですくった。
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