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「さて、本題に戻るか」
一通りじゃれあった所で、いい加減に今日来た本当の理由を消化しないと。
なんか惜しいけどね……もう少しふざけてても良かったかも。
………っと雑念雑念!!
剣と一緒に居たいなら、早く用件終わらせちゃえば良いんだよ。
「はい、これ成美から」
「へいへい」
鞄を剣に渡す。結構重たかったんだよねぇ。
「こりゃまた随分な量だな」
鞄から溢れ出そうな書類。てか溢れてるね。成美どんな入れ方したのさ……。
「うん、成美が剣にも確認とっておいてって」
「溜めすぎだろ」
はぁ……と溜め息を付く剣。確かにこの量の確認は骨がおれるよね。
それで、なんか暇になっちゃったから、ふと周りを見渡す。
うん
「剣、片付けない?」
「掃除か?そう言やしばらくやって無かったな」
「本当、紅やジルも居るのになんでこんな――」
散らかってる女性誌、中等部の制服、アクセサリー。
「まぁ、だらしねぇのは俺だけじゃないって事だ」
納得。
ふふふ、良いじゃない、なんか燃えて来たわよ!!
「さぁ!!掃除始めるわよ剣!!」
「随分やる気に満ちてんな、何か良い事でもあったのか?」
違うわよ!!逆よ逆!!ヤケクソよ!!て言うか何のんびりコーヒーなんて飲んでるのさ!!
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