冬の日に

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暫く経ったけど ごめんね、やっぱりさみしいよ。 相変わらず暮らしていて、過不足なくしあわせ 今年の冬は特に寒いから 渇いた風が内と外で吹いてて 芝生に寝転べば、見えるのは静かな青、喪失の青。 君を全部失って、私を一部失って、これを得た、 おかげであれから少しは動いてる気がする。 眠りながら、忘れながら? だから いずれは、会えること 今思い出したんだ 少しずつ行くから大分かかるけど その時は直ぐだと思うんだろうな、きっと きっと待ってる。君は。 温かくて柔らかい匂い、懐かしいことはつらいけど 行くよ。そのために。
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