14392人が本棚に入れています
本棚に追加
/530ページ
春兎「雪兎、そんな事言わずに男子校へ通え」
雪兎「……はぁ、分かりましたよ」
これ以上言い争っても無駄と判断した僕は諦めて学園に行く事にした。
それに今まで学校と言うと卒業した大学くらいしかまともに行っておらず、学校生活はろくな事がなかった。
それに金持ち学園はおぼっちゃんだらけだろうし、これを機会にそいつらの人間観察をするのも良いかもしれないと思った。
父は僕の返事に表情を明るくして抱きついてきたが、そっちの趣味がない僕は気持ち悪いだけなのでひらりと避けた。
春兎「何故避ける!?」
雪兎「父に抱きつかれるのは鳥肌が立つ程嫌ですから、では明日」
まだ何か言っている父を無視して僕は自分の部屋に向かう。
これからやる事は沢山あるので忙しくなりそうです(笑)
一一一次の日
雪兎「おはようございます」
春兎「おぉ、起きたか雪…兎…………………な、何だその姿は」
父は僕を見るなり驚いて硬直した驚くのは無理もないだろう、僕の今の姿は明らかに優等生と感じさせる姿だから
春兎「何故そんな格好を…あの可愛い雪兎の姿が…」
雪兎「いいじゃないですか僕がどんな格好しようが」
最初のコメントを投稿しよう!