今日から優等生

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  こんな格好をしたのはちゃんと理由がある。そもそも金持ちのしかも全寮制の男子校に僕が簡単に入る訳ないじゃないですか。  ちゃんと下調べもした上での対処です。  春兎「そんな格好したらモテないし友達も出来ないじゃないか」  雪兎「父上、世界的有名な桜城の息子が学園に来たら大騒ぎになるでしょう?  偽名使って変装もしなければ皆気遣ったり媚び売ってきたりするんで友達なんて出来もしませんよ(恋人はスルー)」  春兎「はっ!言われてみればそうだな…」  息子の言葉に納得するな父よ(呆)  それから学校に行く時間までの間父と他愛もない話をしながら食事をした。  これからあの学校で何が起きるのか考えると柄に似合わずワクワクしてしまう自分がいた。  ****  雪兎「………此処が聖華学園…」  父に送ってもらい今は学園の門の前にいる。大学より大きい門の大きさに「金の無駄な…」と思ってしまった。  雪兎「さて、行くとしますか」  開いたままの門を通り、学校へとひたすら突き進む。周りは森しかなく、学校という建物は全く見当たらない。  〈学校の第一印象は?〉  ※金も敷地も無駄な作りです   
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