破天荒な彼

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  こんばんは、当初の目的からどんどん遠退いている事に気付いてやや苛立ち気味の雪兎です。  最初は生徒会に関わろうともしなかったのに思い切り関わってしまいました。  雪兎(まぁ、親衛隊なんて簡単に潰せるからあまり問題じゃないけど…数が多いから少し厄介かもな)  生徒会の親衛隊は学園の半分以上いる、だとするとこちらも色々と動き難いし邪魔されると計画も支障が出る。  そもそも何でこんな面倒な事になったんだ?あいつらが今日来なければ何もなかったのに…  雪兎「チッ……」  大夜「Σえぇっ、何で舌打ちするんだよ!?」  無意識に舌打ちした所為で近くにいた風見君に聞かれてしまった。  陽太君は少し距離を置いているので気付かなかった。  大夜「おい雪兎!だから何で舌打ちしたんだ!?俺何かしたのかよ!」  雪兎「………………」  大夜「無視!?酷くねっ!??」  陽太「何々?何の話?」  雪兎「何でもありません、風見君が一人で騒いでるだけです……あ、ほら二人共…僕此処なので」  大夜「えっ!ちょ、まだ話しが「分かった!ほら大夜、部屋行くよ」えぇ!?ゆーきーとおぉぉ!?」  喧しい風見君と、彼を引きずる陽太君に僕は軽く手を振っておいた。  それにしても陽太君はあの小柄な体から何処にあんな力があるのか…全く持って謎だ。
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