破天荒な彼

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  コンコンッ  雪兎「あっ、はーい」  ノートパソコンのキーボードを操作してた所為か、もうかなり時間が経っていた。  ノック音によって我に返った僕は一時キーボードを動かす手を止めて鞄にしまう。  ガチャッ  篤志「……来たぞ」  雪兎「わざわざありがとうございます、入って下さい」  霧野先輩を中に入れて僕は彼を持て成す。  雪兎「コーヒー飲みますか?」  篤志「…ああ」  ヤカンに水を入れて沸騰するまでの間、お菓子を皿に盛ってテーブルに置く。  雪兎「霧野先輩、生徒会の様子はどうでした?」  篤志「…皆お前の話題で盛り上がってた、会長は鼻血を出してるがお前に本気のようだ…生徒会の奴等もお前について気にしている」  あの糞会長ゴキブリ並みにピンピンしてたか、もう少し痛め付けとけば良かったな  顔には出さないがそんな事を思っていた、ヤカンが沸騰してるので火を止めてコーヒーを入れる。  雪兎「砂糖は沢山入れますか?甘い物好きでしょ」  篤志「Σあ、あぁ…」  霧野先輩は目を見開きながらも答える。その表情に、何で知っている!?とばっちり書いてある。  何故知ってるか?霧野先輩に近づいた時に盗聴器仕掛けたからですよ。まさか彼が甘い物好きだったなんてねー(よい子はマネしないように)
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