14396人が本棚に入れています
本棚に追加
/530ページ
コンコンッ
雪兎「あっ、はーい」
ノートパソコンのキーボードを操作してた所為か、もうかなり時間が経っていた。
ノック音によって我に返った僕は一時キーボードを動かす手を止めて鞄にしまう。
ガチャッ
篤志「……来たぞ」
雪兎「わざわざありがとうございます、入って下さい」
霧野先輩を中に入れて僕は彼を持て成す。
雪兎「コーヒー飲みますか?」
篤志「…ああ」
ヤカンに水を入れて沸騰するまでの間、お菓子を皿に盛ってテーブルに置く。
雪兎「霧野先輩、生徒会の様子はどうでした?」
篤志「…皆お前の話題で盛り上がってた、会長は鼻血を出してるがお前に本気のようだ…生徒会の奴等もお前について気にしている」
あの糞会長ゴキブリ並みにピンピンしてたか、もう少し痛め付けとけば良かったな
顔には出さないがそんな事を思っていた、ヤカンが沸騰してるので火を止めてコーヒーを入れる。
雪兎「砂糖は沢山入れますか?甘い物好きでしょ」
篤志「Σあ、あぁ…」
霧野先輩は目を見開きながらも答える。その表情に、何で知っている!?とばっちり書いてある。
何故知ってるか?霧野先輩に近づいた時に盗聴器仕掛けたからですよ。まさか彼が甘い物好きだったなんてねー(よい子はマネしないように)
最初のコメントを投稿しよう!