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「この野郎!それを渡しやがれ」
男達は青ざめながらも携帯を渡すように言ってくる。
彼等も一応それなりの大物社長の息子、その彼等がこんな写真をネットワークに流されれば社会的に色々問題が出てくるだろう。
雪兎「別に渡してもいいですが…もうパソコンに転送したので意味ありませんよ
このまま立ち去るか、社会から消えて尚且つ貶されるか…どちらがいいですか?」
威圧感があるその言い方に男三人は震え始める。
雪兎「消されたくないなら直ぐこの場から立ち去りなさい、僕の気分次第で貴方達の会社を消すなんて容易いんですからね」
その発言によりさらに男三人は顔を青ざめ走って森の中へと消えた。
やっと消えてくれたのでそのトロさに溜息を吐きつつ、未だ動かない襲われてた男に近寄った。
顔立ちはかなり可愛らしく、見た目からして女の子っぽさが出ている。乱れた学生服から綺麗な肌が表となっている。
「あっ…!ありがとう…」
雪兎「いえ、僕が勝手にやった事なので気にしないで下さい」
取り敢えず乱れた服装を整えてもらい、元いた道まで彼も連れて行った。
陽太「本当にありがとう!僕の名前は佐野陽太(さのようた)宜しくね!」
雪兎「僕は瀬川雪兎と言います」
陽太「雪兎……じゃあ僕雪兎って呼ぶね!」
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