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陽太「ねぇ、雪兎は新入生?」
雪兎「はい、佐野君は?」
陽太「……………」
突然無言になった佐野君。どうしたのかと顔を見ると不機嫌そうにこっちを見ている。
陽太「名前で呼んでよ、敬語もいらない!」
雪兎「は?いや、僕名前呼びはしないので」
陽太「やだやだ!名前で呼んでよぉ~!」
駄々っ子のようにやだやだ言っている佐野君。君は精神年齢幾つですか?
雪兎「仕方ないですね、僕も陽太君と呼びますよ
だけど敬語は多めに見て下さいよ」
名字から名前になったのが嬉しいのか、陽太君は表情をぱぁっと明るくさせた。
陽太「やったぁ!嬉しいなぁ~♪」
雪兎「コロコロ表情が変わりますね君は」
何故か疲れてしまった、精神的に
後、どうして懐いたのかが分からん
それから暫しの間僕と陽太君は世間話をしていた。
と、言っても陽太君から一方的に話し掛けられそれを受け流す形だったんですけどね。
それから三十分くらい経ってようやく着いた学校。
陽太「うわぁ~…でっか~い」
雪兎「何処までも無駄ですねこの学園」
もう世界の貧しい人々への挑発としかないですよね、どかっと建っているこの建物を爆破してやりたいですよ
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