捕らわれの王子様

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  智彦「何故俺を怖がる必要がある……」  雪兎「一週間も監禁されれば貴方に恐怖心も出来ますから」  内心ビクビク震えている僕だが、この人の前で弱さを見せては駄目だと思い平気そうな顔でクッキーを食べた。  智彦「当たり前だろ…俺はお前を愛してるんだ…お前は俺だけ見てればいいのに、何故逃げるんだ?」  その狂ったヤンデレ脳の所為だよ  雪兎「貴方は僕にどれだけトラウマを植え付ける気なんですか?」  智彦「トラウマなんて植え付けてないだろ…雪兎、俺と来い…俺とずっといるんだ」  っ!や、ヤバイ…かもな  智彦は狂ったような笑みを浮かべながら僕にゆっくり近付いてきた。  この笑顔を浮かべた彼は、気絶させないと危険だ。僕は直ぐ構えを取る一一一  雪兎「……っ!」  な、何だ?体が…熱い…っ  まるで熱でも出したかのように体温が上昇している感じがした。  頭がボーッとして、何が起こっているのか理解出来ない。  智彦「くくくっ…媚薬の効果が表れたみたいだな」  フラフラする体を何とか保ちながら智彦の笑い声が耳に入った。  び、媚薬…?まさかさっきのクッキーに…くそっ!油断していた…!  智彦「もう二度と離さないぞ、雪兎……」  優し気な声が耳に囁かれ、ちょっとした事で体はビクビク感じてしまう。  智彦「雪兎…俺の可愛い雪兎…」  雪兎「っあぁ!///」   
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