嘘が本当になるかも?

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「今日もいい天気だな」 俺は、太陽に手をかざしながら 「手~のひらを太陽に透かしてみれば~」 俺が歌っているとどこからか声が… 「まーかに流れる~僕の血潮~」 俺は、後ろから声がしたので振り返ると…… なんだこの金髪美女は? 俺の後ろには俺と同じ学校の制服を着た金髪で透き通った青色の瞳の女子が俺に合わせて歌ってきやがった。 「トンボだ~て」 俺に対抗するように 「オケラだ~て」 「「蜜蜂だ~て!!」」 「「みんなみんな生きているんだ!!」」 「「友達だ~か~ら~」」 「………」 急に黙り込む金髪美女 「………」 空気を読んで黙る俺 金髪美女は、俺をガン見しながら 「アナタの名前は?」 「奇遇だなちょうど俺もあんたの名前を知りたいところなんだ」 「そうじゃあ私から言うわね」 「構わないが」 「私はユーラティア=アリス」 パツキン女子は片手を腰に当てながら言った 「俺は浅井 万象」 俺達は、見つめ合いながら 「ユーラティア」 「浅井」 俺達は名前を呼び合い 「「同士よ!!!!!!」」 お互い手を握りあった。 「こんな所で同士に会うとは思ってもいなかったわ!!」 「ああ俺もだ…………!?」 俺は時計を見て驚いた… 「8時25分!?」 「嘘!!」 「俺は急ぐから」 そう言いながら、今朝と同じ様なポーズをとり 「『俺は学校に遅刻しない』!!」 突如俺の体は道路の塀に登り塀の上を走り始めた。 「あ!?ちょっと!?」
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