第1章

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煌李は近くにあった椅子に座ると捺の方を見てこう言った。 「捺。後で悠生の様子を見てきてくれないか?」 「はい!わかりました!」 捺は元気よく返事をした。 その返事を聞いた煌李は「よろしくな。」と言うと次に、皆の方を見るとこう言った。 「最近変な噂が流れ始めてるらしいんだ。」 「変な噂…?」 そう呟いたのは齊だった。 煌李は齊の言葉に小さく頷くとこう言った。 「この話は少し長くなるから、お茶でも飲みながら話す事にしよう。……皐。お茶の用意を。」 「わかった。」 そう言うと皐はお茶の用意をするために一旦部屋から出ていった。
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