第1章
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しばらくして、皐が人数分のお茶とお茶菓子を持って部屋へと戻ってきた。 皐は持ってきたお茶とお茶菓子を渡し終えると、煌李の隣の席へと座った。 すると煌李は隣に座った皐を見て、笑顔でこう声をかけた。 「ありがとな。皐。」 「煌李の頼みだからな……。」 そう言われた皐は照れくさそうにそう言うと、煌李から顔をそらした。
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