第2章

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煌李はお茶を一口飲むと話し始めた。 「初めまして。俺はここ[鳥籠の中]の主、漣 煌李です。あなたのお名前をお聞きしてもよろしいですか?」 すると女性は少し考えた後、口を開いた。 「……私の名前は檜山 実琴[ヒヤマ ミコト]と言います。」 それを聞いた煌李は女性に向かってこう言った。 「檜山さんですね。……それでは本題に入りましょうか。檜山さん、あなたは自分だけでは解決することの出来ない、そして公にすることも出来ないコトがあったから、ここに来たんですよね?それについて詳しく話してくれませんか?」 檜山はそう言われた瞬間、目を見開き驚いた表情をしたあとゆっくりと話し始めた。 「私はとある研究所の研究員をしているのですが、その研究所にはある秘密があったんです。」
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