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「そうだなっ! 今日だよなっ!」
ガバッと起き上がり、疲れた体を奮い立たせながらテンション高めに答える俺。
そうだ……今日は俺達のクラスに転校生が来るんだ。
――爽やかイケメンこと清瀬(きよせ)は俺の反応を見てうんうんと頷き、満足げな表情を浮かべる。
一週間前からこの転校生イベントを楽しみにしていた者同士、この喜びを共に分かち合いたいのだろう。
俺はソレに答えるように親指を立てた。
―――
――
―
「時に朝比奈よ、少し聞きたいことがあるのだが……良いか?」
先ほどのにやけ面とは打って変わって、なにやら神妙な面持ちの清瀬。
……はて、質問とな?
「おぉ、なんだなんだ? 今日は勝負下着だぜ?」
「……お前は今朝遅刻気味だったよな? もしかして、その直接の原因はパンをくわえた美少女と曲がり角でぶつかってたりしたからか?」
おまww言葉のキャッチボールくらいしっかり交わそうよww
スルーは辛いZE☆
ちなみに言っておくが清瀬も勝負下着の筈だ、俺と同じ変態だからね。
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