どこにでもいる普通の

2/14
42人が本棚に入れています
本棚に追加
/201ページ
「今日で卒業か~、うちら今日からもう女子高生じゃないんだねー。寂しいな~…」 桃香はさっき卒業式でもらったカーネーションの香りを嗅ぎながら、ふぅ~っとため息をついた。 「わたしは4月から短大生か。芽衣は、卒業したらどうすんの?」 「適当に…やりたいこともないし。バイトでもしてるよ。」 「そっか。でも近いしたまには遊ぼうね。」 「そうだね。」 「じゃあ、メールするし。また今度ねー。」 「うん、ばいばい。」 「ばいばーい」
/201ページ

最初のコメントを投稿しよう!