第一章

6/13
62人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
「ほらほら席につけ~。狭いけど我慢しろよ!」 小太りして、とても朗らかな顔をしているのが、一年の時と同じだった担任、祗園[ギオン]先生だ。 性格はよーくわかってる。 癒し系な先生…というとありきたりで、実をいうと下ネタが好きと言っては過言ではない。 生徒と個人で話をしているとき、よくR15か18指定でもなりそうなことを言ってたのを覚えている。 それから裏では下ちゃんと呼ばれているらしい。[下ネタ好き] 先生は知ってるらしいけど… 「俺の名前が霜吉[シモキチ]だからか」という先生の独断で確実な理解もなく…。 非物質的な存在である漢字の形がわからない限り、ずっとこの名で呼ばれるんだろうなぁ 世の中って…怖いな…(泣
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!