第一章

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そんなこんなで帰りの会、いわゆるHR(ホームルーム)にと差し掛かった。 今さっきのとおり、俺は個性的な友達と一緒に楽しい毎日を過ごしている。 ちょっかいは多いけど…な はぁ…まったく、夕方になりそうでも暑さが朝と比べても増しているじゃないか…? 「日光がジリジリくるぜ…(泣)」 ちなみに俺の席は教卓からみて窓際の後ろから二番目ってところで風が吹いて気持ちい… といいたのだがそんな期待をも阻止されたかのように一陣も風が入ってこない。 急な温暖化現象だな… 一番後ろの荒木さんはまだ本を読んでいる。見てると平和だと思う。 このHRが終わると部活が始まる。ちなみに陸上部だ。短距離、100メートル専門。 祗園先生もちょうどHRの時間がもう終わると感じたらしく、終了の合図をする。委員長のザキこと宮崎君が、起立!と号令をする。 彼を見ると度々気付くのだが帰る時間なのにもかかわらず 寝癖で髪の毛が立っている。 さすが委員長。自分の事より学校登校の時間厳守が大事みたいだ。尊敬する。 「気をつけ、礼!」 言葉と同時に皆はあいさつをした。 ザキ、1日お疲れ様♪ 心の中で彼の肩をポンと叩いた。 「さて、部活へ行こうか!」 後ろから雄太。彼も陸上部の一員であり、同じ100メートル担当。 「さて、いくか♪」 俺達は重いエナメルバッグを背負い、教室を出た。 やべ、肩外れそっ!!
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