反則な落とし穴

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「……っ、…あれ、落ちたってのに痛くねぇ。…つかここどこだ…?」 ぱちりと目を開け周りを見渡すと、…なんというか、正にホラーといったような雰囲気だった。 中世ヨーロッパ、誰も寄り付かない廃れた古城。城の地下で行われていたのは既に禁止されている黒魔術。 …あなたはその生け贄に選ばれました。 ……てきな感じ!生け贄ってのは俺の心境。 だって俺、…魔方陣ぽいところにいんだもん…。 「ごほっ、…つか埃くせーなここ。」 「っああ!勇者よ!」 「うぉっ!」 突然後ろから女の声が聞こえて肩がびくんとはねた。 つか勇者?だれだそれ? …もしや、俺…?
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