それが言いたくて

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前にもこんな事あったよな、なんて考えながらも俺は二年七組に猛ダッシュした。 森川さんが俺を待ってる!!!!! そう思うと足はどんどん早くなっていく。 バン!!!!! 勢い余って七組のドアをぶったたいた。 中には数人の生徒と 森川さん。 その前には木下の野郎がいた。 森川さんと一緒にいる事にイラッとする。 なんなんだ。 陽一「森川さん。ちょっと良いかな…。」 顔が燃えるように熱い。 森川さんはコクンと頷き素直に出てきてくれた。 その頬は少し赤くて… 陽一「おまえは読んでないんだけど。」 森川さんと一緒に木下の野郎まで出てきやがった。 啓太「良いだろ別に。」 ムスッとしたような顔で俺にそういう。 陽一「なんでお前までいんの。」 そう言った俺の後ろに武が突っ立っていた。 武「いいでしょ。別に。」 そうニコニコしながら言いやがった。 ハァ…。 溜め息をつく俺。 まぁ…いいか。
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