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第1部 動き始めた物語
――平凡すぎる人生はつまらない。
俺がこんな事を思い始めたのは今に始まったことではなく、もっと小さい頃からの憧れだったのかもしれない。
たしかに、不良やヤンキーになるくらいなら普通の人生を歩むことも悪くはないと思う。
でも、それじゃあ一度きりの人生を最後まで楽しむ事なんて出来るはずがないと思う。
だから、人とは違う生き方をしたかった。
まぁ、小さい時から取り組んでいたサッカーの才能が県選抜レベルなのは、ある意味普通の人とは違うかも知れないけどな。
だから、将来はプロのサッカー選手になって、世界に俺の名前を知らしめたい。
……そう思ってた。
――春風さんと出会うまでは……
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