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へたすりゃ手を繋いだこともないぐらい…
って今のはウソだ!
確か小2のときに…って昔の話はどうでもいいか
大事なのは今…
オレは遥に気持ちを伝えることはできるのだろうか。
おっと急がないと遥に怒られちゃうな!
オレは部屋を出て階段を降りてリビングに向かった
リビングには遥とオレの朝食を用意する母親がいた
「おっそ~い!いったい制服着るのにどれだけかかってるの?」
遥がやや不機嫌そうにコーヒーカップを手に持ちながら言った
「いや~高校の制服って中学のと違って着るの難しいんだよ~」
オレは左手を後頭部にやって言い訳をした
「またそんな言い訳して~中学の制服と変わんないじゃないの!」
遥がコーヒーをすすりながらオレにツッコミをいれた
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