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「失礼します」
一礼して前を見る
「ぇ…」
『初めまして旅人さん』
てっきり老けた男だと想像していたのに目の前にはアスカと同じ年ぐらいの女性が普通に座っていた
服も洋服でコスプレ感なんて全くない
羽を除いては何処にでもいそうな女性だった
唖然としたロクにブラッドが話しかけてくる
(何か話せよロク)
「あっそうだった。初めまして僕はロクと言います」
『ふふふ。初めましてロクさん。私はライラックと申します。どうぞライラとお呼び下さい』
椅子から立ち上がりスカートの裾を両手で上げ礼をされた
慌ててロクももう一度礼をする
(まっアスカしか見ていなかったから他の女を見るとこうなるわな)
(うるさい)
(おいロク。少し代われ)
(何でだよ)
(いいから!)
(わがままだなぁ…)
ロクが目を瞑る
青のメッシュが赤に変わる
ロクが再び目を開けると黒い瞳が赤に変わった
「よぉライラ」
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