物憂げ"夜"情

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したたか飲んだ。 ふらつく足で帰り道。 つまらないことを考える。 俺らが生きる意味なんて…しょせん小さなことに過ぎないんだろう。 気づけば30も過ぎ仕事にも慣れたが、ただ同じ毎日の繰り返し。 愛想笑いを浮かべ、上司に…客に…周りに…嫌われないようにだけしながら生きている。うわっつらだけの毎日。心から笑うこともなくなった。 生きているのか生かされているのかわからない日々。 面白みもなにもない…ただ惰性で生きている。    
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