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第7話
【ジョンの自宅】
「ただ、会いたくて、【渡米】するとは、なかなかやるな!坊主!!」
【ジョンの父親】は学の背中をバシバシ叩き、高笑いをしていた。乱暴だが、歓迎してくれるようだ。
「部屋は、【屋根裏部屋】を使うと良いよ」
「良いのか?」
「ホテルは高いからな。ここに、ホームステイすると、【母親】には、言っておいた」
「ありがとう。でも、何でそこまで手を貸してくれるんだ?」
学の疑問に、
「マリアは俺の【従姉妹】だよ。【俺の父】と【マリアの父】が兄弟なんだ。それに、友達を助けるのに、理由がいるか?」
「ありがとな…」
「気にすんな、それより、飯にしようぜ!俺、さっきから腹減ってさ!!」
「…俺もだよ」
ジョンの母親の手料理は、美味しかった。
息子が、初めて連れてきた日本人のために、腕を振るってくれたらしい。
明日は、マリアの家に行く。会えるかどうかは、分からないが、それでも、前に進むしかないと、学は、【決意】した。
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