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キャラメルが口に溶ける時
親友の君は照れ臭そうに呟いた
最初は冗談だと思った僕だけれど、惚気話を少しづつ聞いていけば‥素直によかったねと言えた僕がいる
でも
内心複雑な思いだったよ
16歳の時はそこまで気にしてなかった相手の気持ち
君は本気で恋したんだと
幸せそうに微笑んだから
相手が気になると茶化した
君が僕から離れていくような淋しさを感じたのは内緒
溺れていく不釣り合いな恋はしないなら僕は許そうと笑う
幸せになりやがれ、ばーか
照れた親友の横顔は
忘れられない
いつか、君もこんな気持ちになるだろうか
僕が照れ臭そうに彼女が出来たと告げる、その日まで
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