君と僕の一線。

2/2
前へ
/18ページ
次へ
キャラメルが口に溶ける時 親友の君は照れ臭そうに呟いた 最初は冗談だと思った僕だけれど、惚気話を少しづつ聞いていけば‥素直によかったねと言えた僕がいる でも 内心複雑な思いだったよ 16歳の時はそこまで気にしてなかった相手の気持ち 君は本気で恋したんだと 幸せそうに微笑んだから 相手が気になると茶化した 君が僕から離れていくような淋しさを感じたのは内緒 溺れていく不釣り合いな恋はしないなら僕は許そうと笑う 幸せになりやがれ、ばーか 照れた親友の横顔は 忘れられない いつか、君もこんな気持ちになるだろうか 僕が照れ臭そうに彼女が出来たと告げる、その日まで .
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

59人が本棚に入れています
本棚に追加