甲子園で先輩は泣いた。

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先輩は17歳 今年で18歳になる爽やかな人だった 野球選手になるのが夢 先輩は僕だけに教えてくれたビックな夢 野球部員のほとんどが夢見てるステージだ でもわかってる みんながみんな、甲子園にたった最後の夏休み チームワークを大切にしてきた先輩たちとの思い出 僕等はまだ終わらせたくない 星降る満天の夜空を合宿所で見上げたあの日を誓った約束を果たすんだと、拳をぶつけ合った絆 暑い日差しは汗を生んで、 応援団の熱いコールを聞いて、 高く高く舞い上がった野球ボールを追い掛けて、土埃をたくさんユニホームに刻んだ みんながみんな一生懸命に頑張った最後の夏 悔い残る夏休み 先輩たちの最後の夏休み 親しい先輩の最後の17歳 悔しいと涙を流した 汗と涙の後味が悪い終わりは 17歳になったばかりの僕等にも忘れられない思い出になった 来年は僕等18歳 先輩は明日、誕生日なのだ だから忘れられない誕生日になるだろう 先輩と僕等の最後の甲子園 .
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