出会い

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    「ケガ大丈夫?」     真美に誰かが声を掛けた。   学校内で真美に声を掛ける人物はいない。   カナみたいなのは別だが…。     「!?アンタ誰?」   「俺?俺は"上野 純"1年C組だ。」   「1年?」     同じ学年だったのか。 と真美は思った。   だが、こんな生徒いたのか?という疑問が生まれた。     「俺、体が弱くて今まで病院にいたから…。」     純と名乗った少年は真美の心を読み取ったように言った。     「そう。」   「うん。…ケガちゃんと治療しといた方がいいよ。」   「心配してくれることはお礼を言う。……だけど、これ以上私に関わらないで。」   「ケガ人をほっとけないよ。」   「ほっといてってば!私のこと知らないからそんなこと言えんのよ。」     そして真美がその場から去ろうとしたとき……。    
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