ニューゲーム

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鞄を片手に、家を飛び出す。 ギリギリまでゲームをやっていた結果、遅刻だ。 だが、ゲームと対極な趣味を持つ自分にしては十分間に合う。 だが、何かが自分の足にひっかかり、転けてしまった。 スピードを出していたせいで、勢い良く前転する。 何故に転けたのか……。 後ろを向くと、クスクスと笑う女の子。 「アハハ!勇介、ま~たひっかかった!学習能力がないな~。」 間違いない。あの声は……。 「いたた……。何すんだよ!白亜!」 「いや~、どんくさい勇介に渇を入れようと思ってね~。」 なんだか楽しそうに言う奴だ……。
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