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「追い詰めたぜ」
こうなったらこいつら倒すしかない。
俺はサイドカーを降りる。
相手はざっと二十人。
できないことはないか。
「こいよ、俺が相手だ」
そういえばやつらはいっせいに飛び掛ってくる。
「覚悟ー!」
「っ!?」
半分くらい叩きのめしたところで背後からの叫びに一瞬反応が遅れる。
「ぎゃあ!?」
「??」
「後ろががら空きよ」
しかし男は呻いて倒れる。
その先にいたのはスタンガンを持ち不敵に笑う女。
「私も混ぜさせてもらうわ」
「……勝手にしろ」
そのスタンガンから銃に持ち替えてさらに笑う女に、俺はそう返して背を向ける。
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