vs Cat's boss-3

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「これでも言う気はなしか」 「!ひっ……わかった話すからそれしまってくれ!」 喉もとにナイフを強く押し当て、さらに左手で持っていた小銃を横腹に押し付ければ、男はようやくしゃべり始めた。 あの場所は例の歓楽街の元締めとなるマフィアのアジトであり、そこから教会に運んでいたのは武器であると。 「は、武器だぁ?んなもんなんで教会に」 「そ、そこまでは知らされていない。」 取引相手は薄々予想はついていたが、木箱の中身の正体に俺は驚く。 スネークのことだから宝石や金ならわかるが、武器? 一体何のためにそんなものを教会に搬入するのか。 「それと逆に教会からあそこへ運び込んだものもある。そっちのほうが金もんらしかったぞ」 不審に思っていたら、男はまだ話を続ける。 マフィアのほうへ宝石を運び込んでいるということか。 ますます訳がわからなくなったな。
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