vs Cat's boss-4

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ぶっ飛んだドアの先、あちこちに積まれた木箱と、修道着をきた女が一人。 「ずいぶん荒っぽい開け方ねぇ」 女はこの状況にちっとも動じていないような口調で笑っている。 「あんたがスネークでいいのか」 「えぇ、よくご存知で。そういうあなた達は?」 マシンガンを構えてみても女、いやスネークは微動だにしない。 「名乗る名前はないさ。ただあんたを潰しに来た」 読めない奴だと俺は思いながら、答える。 「そう、私を。ふふふっ、あーはっは。そんなことできるわけないでしょう!!」 「っ!?お前ら散れぇ!」 それに一瞬きょとんとしたあと笑い出したスネークは、それまでとは一変した殺気をあらわにして服の裾から何かを取り出す。 それが連発式のライフルだと気付くと同時に、俺は後ろの二人に向けて叫ぶ。
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