vs Cat's boss-4

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まさに一瞬。 俺らが物陰に飛び込むのと、それまでいた場所が銃声とともに抉れたのは。 スネークは相変わらず笑いながらライフルを撃ち続けている。 わかってはいたが、これはかなりきつい。 木箱を盾に俺は小さく舌打ちする。 近づけない上にアーズリーたちとも引き離された。 どうする、という単語が頭の中を行き交う。 「どうにもこうにも、ここまで来たらやるしかないか」 でもあれこれ考えるのは性に合わない。 だから俺はそう一人呟いて、スネークの銃声が止まったと同時に木箱の後ろから飛び出る。 振り向いた奴にこちらもマシンガンを連射して、また別の木箱に隠れる。 「なめんじゃないわよ、このどろぼう猫が!」 そのやり取りを繰り返していると、スネークが叫んでくる。
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