vs Cat's boss-4

7/12
前へ
/459ページ
次へ
――アーズリー 木箱の裏に飛び込んだはいいが、スネークの攻撃は止まない。 こんな小銃じゃ敵わないぞ。 おれは身を屈めて攻撃をやり過ごしながら、手にした武器を見つめて内心で愚痴る。 それでも相手に近づこうと、銃声の切れるたびに木箱から木箱へと走る。 そうやっているうちにヴェルテも同じことを考えたのか、マシンガンで応戦している。 スネークはヴェルテが派手に相手をしているので、こちらにまで意識がきていない。 それでも気を抜かずにこっそりと行動を続けていた。 「アズ、アズ」 とそのときすぐ近くから呼ばれ、そちらを見ればロッサが少し先の木箱の陰から手招きしている。 「ねえ、あのスネークの手からライフルを撃ち落せない?」 そこまでいけばそう持ちかけられる。
/459ページ

最初のコメントを投稿しよう!

268人が本棚に入れています
本棚に追加