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「いつまでもあいつのテリトリーで後手に回っていたらやられるのも時間の問題よ」
「そうだが……」
切羽詰っているのはわかるが、ずいぶん無茶な要求だ。
でもここまできたらやるしかないんだろう。
「わっかた。どうにかしよう」
「ふふっ、期待してるわ」
おれは銃を握り直して頷いた。
それにロッサは軽く笑って別の木箱の陰へ移っていく。
でもわかったとは言ったものの、ここからじゃ奴の背中しか見えない。
さあどうする。
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