vs Cat's boss-4

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見れば手を押さえているスネークと、その足元に持っていたはずのライフルが落ちていた。 「貴様の敵はそいつ一人じゃないんだよ」 木箱の上から銃を構えていたアーズリーがそう不敵に笑っている。 「残念だったな。これで終わり……」 「まださせはしないわぁ!」 そのアーズリーにもう一度頷いて、俺はスネークに近づき、ライフルを蹴飛ばし言いかけたときだった。 きっと顔と手を上げたスネークがどこに隠し持っていたのか拳銃を向けてくる。 まずい。 とっさにマシンガンを盾にした瞬間、また銃声がした。 微かな音の余韻のあとスネークが崩れ落ちる。 両腕と足から血を流して。
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