Removal.Ⅱ-2

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アジトでの生活が落ち着いたある日の夜。 「ねぇ、ヴェルテ知らない?」 私は帰ってただいまと言うのもそこそこに、談話室を覗く。 「アニキならさっき部屋に戻っちまいましたよ」 「あ、そうなの。ありがとう」 そこではCとEs、Hがカードゲームをしている。 で私に気づいたCが答えてくれたのに、手を振って二階に上がる。 確かヴェルテは左側一番奥の部屋だったはず。 そこまできて控えめにノックをする。
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