Removal.Ⅱ-2

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「……ロッサ、お前の中の俺のイメージってどんななんだよ」 「あ、ごめんごめん。ふぅん、でも面白いわ」 それにヴェルテが眉をひそめているので、慌て謝ってもう一度部屋を見渡す。 「私達案外知らないことばかりだったんだね。他にもいっぱいそういうのみれたらいいね」 「ま、せっかく一緒に住んでるだもんな。でロッサ、そろそろ本題に入らないか」 そしてヴェルテを見上げて笑えば、ヴェルテも一つ息をはきながらも同意してくれる。 それからヴェルテがふと思い出したようにいった言葉に私はようやくここに来た理由を思い出す。
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