Removal.Ⅱ-3

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――アーズリー 朝食のあと、部屋に戻ったおれは床を見下ろす。 実際不便ではあるんだよな。 縦横無尽に走るコードは一瞬どれがどのコードかわからないときもある。 それに引っ掛からないとは言ったが、実を言えばうっかりやってしまうことも。 「ようはバレなければいいのだしな」 ついつい考え込んしまっていると、どうでもいいことまで思い出してしまう。 それで馬鹿らしくなったおれは、そう呟いて頭を振って誤魔化すことにした。
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