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「ご苦労さんだったな、皆の衆。ほれこれが今回の報酬じゃ。あ、バイクも好きにしていいぞ」
「さすがマスター、太っ腹だな！お、こいつぁ……おい、ヴェール！」
カウンターで安酒を呑んでる俺をよそにソーレたちはジイさんから報酬の入った袋を手渡されている。
さすがに大きい仕事だったためか、袋は普段は見ないほどの大きさであった。
その中をガサガサと漁っていたソーレは何かを見つけたのか突然俺を呼ぶ。
しかし妙にのばした上に短くされて訳の分からない言葉になっている。
「変な呼び方すんな！って、なんだこれ？ルーンコイン、ではないか」
「やるよって、お前知らないのか？そいつは報酬金とは別に頂けるコレクションアイテムの一つだぜ」
けれども自分に向けて投げられたものを反射的に受け取った俺は渋々視線を下ろして目を見張る。
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