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それから一週間後の夕時。
とあるホテルの警備員として潜入した俺は、同様に潜入している手下達と密かに連絡を取り合う。
目的はもちろんドロムに接触する事。
やつがこのホテルで行われるパーティーに出席するという情報を得たからだ。
でも俺ら警備員に化けているのはあくまで会場の見張り。
実際にやつに近づくのはロッサである。
女ったらしで有名なドロムのことだから自分が適任だと、ロッサが主張した結果だ。
会場の前に立っていると、グリージョが用意してくれた偽装の招待状を持ったロッサが現れる。
その傍らにはエスコート役のアーズリーも付きしたがっている。
一瞬あった目で合図をし、すぐに逸らす。
場馴れしてんな。
華やかな人達の中で浮くこともなく、自然に振る舞う二人を眺めそんなことを思う。
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