vs Trickster's boss-2

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「おはよ……ぶっは、どうしたよその顔!なに、ドジったのか」 翌朝、仕事のことでやってきたグリージョを玄関で出迎えれば、挨拶もそこそこに笑われる。 それもそのはず。俺の左頬は赤く腫れている上に、慰め程度に湿布を貼っているのだから。 「仕事はつつがなく終了したよ。それくらいわかってるだろ。これは内輪もめの結果だ」 まだ笑い続けているグリージョにため息をついて、俺はぼそりと呟く。 昨夜、帰ってきて目を覚ましたロッサに事情を説明した。 それに怒り荒れたロッサに力いっぱい殴られたのだ。 しかも平手ではなく拳の右ストレート。 まぁ覚悟の上とは言え、かなり痛い。
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