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「ボスの自覚？なんてな、おや」
さらにグリージョが揶揄かうのに眉をしかめていると、何かを見つけたような声を出すので、俺も後ろを見る。
「あ、ロッサ。ちょうど良かった、アズ呼んできてくんねーか。報酬分けたいから」
「あ……う、うん。わかったわ」
そこには階段の中腹に佇んでいるロッサ。
なにかいいたげな表情を浮かべているが、まだ時間がいるようなので俺はそんなことを頼む。
それに首を縦に振ってまた階段を上がっていく背を見届けて、俺は談話室に向かう。
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