vs Trickster's boss-2

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「あいつら遅いな」 談話室のソファーの上で伸びをしながら呟く。 もう五分近く経つが、くる気配がない。 それで呼びにいくかと思ったところで、部屋の扉が開く。 報酬の確認をして早々にグリージョは帰っていった。 たぶん雰囲気を察したのだろうな。 と思っていると、やっと吹っ切れたのかロッサが謝ってくる。 「いいさ。ただ、次は無いぜ?」 深く下げられた頭を軽く叩いて言えば、顔を上げ何度も頷かれる。 ホント甘いかも知れないが、それでいいことにする。 きっとこれが俺の性分なんだろうし。 それにみんなで笑いながらこの怪盗生活を過ごしたいしな。
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