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途中不運にも俺達と出くわした警備員を捕まえ、所持していたカードキーやらを奪う。
これがないと階を上がることも、部屋に入ることもできないんだからとんだ警戒ぶりだ。
「どうだ?」
「これで建物にかけられたセキュリティーは解除できた。それで、隠し倉庫は地下みたいだ」
とにかくセキュリティールームに辿り着き、機械をいじっていたアーズリーが手を止めたところで声をかける。
「地下?そんな入り口あったか?」
「巧みに隠してあるんだろう。次は鍵の在りかを探すんだろ」
それに振り向いて答えるのに、ロッサに指示を出しつつも首を傾げる。
けれどアーズリーが続けたことに、もっともだと納得して俺は従って部屋を出る。
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